1980年からプログラマしています

どうしてプログラマすることになったか書いています。過去日記です。

JCGL C/CPと業務提携(198X年)

 突如、C/CPのシステムに切り替えるという話を聞いた。C/CPは、オハイオ州コロンバスにあるクランストン・スーリー・プロダクションである。C/CPのシステムはライセンス料が安いため、経営陣は一刻も早くNYITから切り替えたかったみたいだった。

 C/CPからスタッフがやって来て、制作部への講習会が始まった。

自分も参加したいと言うと、参加しても良いという許可を得た。

 C/CPは、レンダリングにスキャンライン・アルゴリズムを採用していた。スキャンライン・アルゴリズムとは、陰面消去法の一種で、スキャンライン単位にポリゴンを奥行方向にソートして、シェーディングするという計算方法である。透明体やアンチエリアシングが可能になった。

 また、テクスチャ・マッピングやリフレクション(反射)マッピングも使える。屈折もリフラクション(屈折)マッピングで可能になった。

 今までのNYITレンダリングに比べて、すっきりした明るい質感になって、より高度な表現が可能なった。

  C/CPのスタッフはとてもフレンドリーだった。講習会が終わって皆で居酒屋にも行った。一人ベジタリアンがいて、面白がって納豆を食べさせたところ、意外にも美味しいとのことであった。他のアメリカ人は、糸を引くような食べ物を見て眉をひそめていたが()

 

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