1980年からプログラマしています

どうしてプログラマすることになったか書いています。過去日記です。

JCGL ファンクション・ネットワーク(198X年)

 PS330の ファンクション・ネットワークは、回路図みたいなので、プログラムする前にノートに図を描いていた。しかし、だんだん大きくなって描き切れなくなってきた ので、模造紙を買って来てそこに描いて、ホワイトボードにマグネットで止めていた。ファンクション・ネットワークの結線図は、日に日に大きくなっていく。 何をやっているか分からないけど、なんか凄いことになっていることは分かってくれたみたいだった。
 最後の最後に、メニューをどうするか悩んだ。PS330本体のメモリは、ワイヤーフレームのデータとアニメーション用の3X4行列でギュウギュウである。ちなみにPS330の画面にメニュー表示するなら、メニューもファンクション・ネットワークで作る必要がある。そんなメモリの余裕はなかった。
 VAXのキャラクタディスプレイVT100に メニューを表示するのは出来なくはない。しかし、カーソルキーでキーフレームのリストを上下キーで選んで、またペーストする位置に上下キーカーソルを移動 させるという操作は、とても手数が多いように思えた。そこでコマンドプロンプトを表示して、コマンド入力で行える様にし た。
 これだと一行打てば終わるので、カーソルキーをかちゃかちゃ操作する必要もない。キーフレームのリストを表示するのもコマンド、キーフレームの編集も、コマンドに続いてキーフレームのリストに付けられた番号を入力して、カット、コピー、ペーストできるようにした。
 MovieIMIには、ファンクションキーでメニューが操作できたので、UI的には少し後退した感じだったが、制作部のスタッフは、元々コマンドラインに慣れている人達であった。最初はちょっと違和感を感じたらしいが、コマンド入力の方が操作が断然速いと喜んでくれた。