JCGL 10メガビット・イーサネット化(198X年)
PS330のアニメーションソフトのテストを手伝ってくれていた制作部のスタッフが、以前からRS232Cでのデータ転送時間が遅いと言って評判が悪かった。
そこでイーサネット・インターフェイスを買う許可が下りた。VAX11/780は2台あったが、実はネットワークはRS232Cでつながっていて遅くてまともにデータを送ることができなかった。
2台のVAX11/780もイーサネット・インターフェイスを接続することになった。業者に見積りを取ると、何百万円もした。さらにPS330のメモリも増設してもらえることになった。
10BASE5のイエローケーブルが這いまわされ、トランシーバーと接続する位置に、イエローケーブルにぐりぐりと穴をあけた。ほんといつの時代なんだろう(笑)まだインターネットは誕生していなかった。
丁度、SUNワークステーションもJCGLに導入されていった。これらもまたイーサネットで接続された。当時のイーサネットは10Mbpsだった。しかし、9600bpsのRS232Cなんかとは、比べものにならない位速かった。PS330の転送時間は劇的に短くなった。
苦労の甲斐あってPS330でアニメーションシステムが完成した。
制作部の人達もとても喜んでくれた。その上、ユーザーマニュアルも書いてくれた。大口氏が、DOGA330と命名してくれた。