1980年からプログラマしています

どうしてプログラマすることになったか書いています。過去日記です。

JCGL SIGGRAPHのレセプション(198X年)

 SIGGRAPHの機器展示もまた、どれ程会場が広いのかと驚愕ものだった。幕張メッセもまだ出来ていなかった時代である。そしてランチ。日本語では、食べ放題をバイキングと言っているが、英語ではバッフェである。これでもか!という位盛って入れてくれる。しかも食後のケーキがこれまた甘い。ひと口入れた瞬間、歯が溶けるほど甘い。

 夕方になると、フィルム&ビデオショーの参加者は、レセプションがあるという。巨大なバスに乗り込んで、大平原の真ん中のフリーウェイをひたすら走ること1時間。

 到着した会場は、地平線が見えるほど広大な牧場で、既にパーティが始まっていて、カウボーイスタイルの人達がステーキを焼いていた。ビールは飲み放題である。花火が打ち上がったり、黒人のJAZZバンドの演奏や、ディスコもあった。とにかく、もの凄いお祭り!ホテルに戻ったのは午後11時過ぎだった。

 SIGGRAPH開催中は、夕方になると必ずどこかでパーティをやっていた。C/CPのパーティにも参加した。マリファナを吸ってみろ!タバコより健康にいいぞ!」と言われたが、タバコさえ吸わないので遠慮した。マリファナは、SIGGRAPHの会場でもこっそり吸っている人を何度も見かけた。

 そして最後は、フィルム&ビデオショーである。数多くの素晴らしい作品が上映された。どの作品も上映が終わると拍手大喝采である。JCGLの作品は、NYITからC/CPへの移行期間だったのでデモリールを出していなかった。残念。

 SIGGRAPHというか、アメリカに行くことすら初めてのことで、とにかく驚きと感動の連続だった。何もかもスケールが違っていた。

 給料10万円しかもらっていないのに、アメリカに出張するだなんて想像だにしなかった。一週間はあっという間に過ぎてSIGGRAPHは終わった。