JCGL面接(198X年)
コンピュータ・グラフィック・ラボの面接は、3回に及んだ。その都度、応接室で大勢と待たされて緊張した。
1回目は、今までした仕事の内容を説明する普通の面接。2回目は社長面接。ここぞとばかり自分のアピールをした。エンジニアなんだけど絵も描ける(マンガだけど)と言ってみたが作品を持って行かなかったので、それはダメとも言われた。
3回目の面接で、後に上司になる人に、これからCGでやってみたいことを聞かれたり、給料の話も出た。月9万8千円でも良いかと聞かれた。それじゃバイトとあまり変わらない。当時大学の初任給は20万円だったので、内心がっかりしたが、かなりの期待感がCGにあった。「それで良いです」と即答した。
1週間後、採用通知が届いた。嬉しかった。
喜び勇んで出社したら、会議室に案内された。7名が採用されていた。応募は70数名あったそうだ。エンジニアとして採用されたのは3名だった。
一通り事務所を案内してもらって、何の仕事をするのかと思っていたら、最初は地下のマシンルームの掃除とバックアップであった。