1980年からプログラマしています

どうしてプログラマすることになったか書いています。過去日記です。

JCGL 英会話(198X年)

 アメリカでの生活は、想像していたより楽しかった。スーパーマーケット、レストラン、ショッピングモール、どこに行っても、見たこともない知らないものばかりで面白かった。

 通訳の女性に英会話やアメリカでの生活を教えてもらって、スーパーで買い物したり、ハンバーガーを注文したり、レストランで食事をするなどの、生活上の多少の英会話はできるようになった。

 しかし、ヒアリングがまだまだなのは痛感していた。スタッフが会話しているのを注意深く聞いて、英語の意味が分かったと思った時点で、次の話題に変わってしまって、会話にちっとも参加できなかった。無口だと思われていた。

 ある日、自転車で走っていて電器店を見つけた。日本製のビデオデッキを沢山売っていたので、東芝のビデオデッキを買った。そしてテレビの番組(Full House)を録画して繰り返し見ることにした。

 何とか聞き取れるようにと思って始めたことだった。これはヒアリングに効果があった。2回、3回と見るうちに、自然と意味が分かるようになって来た。

 滞在3か月目に入ると、英語がそのまま頭の中に入ってくる様になった。日本語訳をいちいち考えなくても、分かるようになったのである。

 つまり、dogと聞いて、ドッグだから犬だなと日本語訳を考えなくても、犬の姿かたちをイメージできるようになった。

 ある日、ラジオで流れていた見知らぬ英語の歌が、そのまますんなり分かるようなった。これには自分でも驚いた。