1980年からプログラマしています

どうしてプログラマすることになったか書いています。過去日記です。

JCGL 明け方にVAXを使う(198X年)

 魔法に見えたシステムも理解するに従って、色々分かってきた。できないことは、制作部の現場の力で解決しているのである。それこそが魔法であった。
 制作部は連日徹夜していた。締切り間際で、レンダリングが押している時には、キーボードを触っただけで怒号が飛んできたこともあった。
 昼間と夜間は、VAXはフル稼働していた。深夜になると、さすがに制作部のスタッフも、アニメーションのレンダリングを走らせて仮眠を取る。レンダリングは深夜から走っていて、明け方には終わっていることが多かった。
 明け方だ!
 毎日夜22時に、技術部の部屋でこっそり仮眠した。そして朝4時になったら起きてきて、VAXにレンダリングのジョブが走っていないことを確認してから、プログラムを書いたり、レンダリングして見たりした。眠くなったら、朝8時から10時まで少し休憩したり仮眠した。

 何枚か絵を作って、それを見たプロデューサが気に入って、日経コンピュータの表紙になった。

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